(c) 2016 Minori Yamazaki -Japanese Artist-


by ardest
[作品アーカイブ cumos立方体型万華鏡シリーズ]
■CUBE IN THE BOX   1975/01/17の制作日付、大学1年の後期制作

箱の中に立体の箱を無限反射で浮かび上がらせる仕組み。
鏡の立方体万華鏡キューモスの内部映像に三次元立体視パターンをエッチングしたタイプ。箱の内部を鏡で縦に半分割して、左右にそれぞれ右目用左目用のパターンを描く。当然、のぞき穴も左右の目用を設けて、内部の反射映像を観察する。

その結果、すべての反射像が立体視可能な映像であることが判り、何かに応用出来るのではないかとの期待感をえた。でもよく見ると、中心の反射像とその奥行きは、正しい立体像で連続しているが、それらの左右の反射像は、逆立体視となり、出っ張りがへこみへこみが出っ張る状態だった。
a0031847_1322551.jpg

下の事例は、立体写真として新たに内部映像を携帯のカメラで撮影し直した物です。
左右平行法で鑑賞してください。右目左目でまっすぐ正面のそれぞれの映像をじっと見つめて頂くと、じわっと中心の立方体が一つの立体となって浮かび上がるはずですが、多少の訓練が必要ですし、人によっては何度やっても立体視が出来ないという場合もありますので悪しからず。
a0031847_13233497.jpg

※学研「大人の科学マガジン」vol.13投影型万華鏡に記載されました。


■ new CUMOS site CUMOS.JP cubic cosmos scope
■ cubic 3D kaleidscope = mirror box 鏡箱 サイコロ型万華鏡 CUMOS
■万華鏡伝導UAPふくろうの会
 
 
by ardest | 2006-08-18 13:25 | CUMOS立方体万華鏡

鏡箱CUMOS再組み立て

■ new CUMOS site CUMOS.JP cubic cosmos scope
a0031847_1032655.jpg CUMOS(キューモス)立方体万華鏡シリーズは、わたしが東京芸大1年の基礎造形の課題で制作した内面鏡貼りの箱、いわゆる鏡箱の一号箱から、すでに32年ほどたちました。

「ユニットを使って空間に増殖する立体構成を作りなさい」という田中芳郎先生出題の基礎造形課題だったのですが、だいたい建築的に箱構造を組み合わせて出来上がる完成形が想像できてしまい面白くありませんでした。そこで、ちょっとへそ曲がりに考えて、箱は一つしかないのに内部に無限増殖する仕掛けとして発案した鏡箱がこのキューモスcumosです。

学部の3〜4年は工芸科の鋳金へ進んだ関係でいったん遠ざかりましたが、大学院でデザイン系の構成デザイン専攻へ進学して、田中芳郎先生と田中央先生に指導を受けつつ、この写真にあるような形に完成させていきました。

1980年の修了年の翌年に銀座松屋で開催された「デザインフォーラム」で「鏡の美繰り箱(びっくり箱)」銅賞を受賞しました。表彰状はデザインコミッティーメンバーで審査員であった福田繁雄先生から受け取りました。

その後、実用新案特許を取得して、80年代後半には、西武百貨店池袋店アトリエヌーボーや銀座松屋の遊びのギャラリーを中心に販売しました。その間およそ6~7年だったと思いますが、わたしは約3000個のcumosを制作し、ほとんど売れてしまい、今は手元に状態のよいものが残っていない現状です。

90年代初めにアクリル原価の高騰と、私の主な制作テーマが大型化したことで、制作そのものを休止していました。

一時、ティップアートフツロという会社の中島社長さんと、量産のころろみをしましたが、肝心の反射像の収斂がうまくいかず、これも断念したままになっています。

そのときの材料の在庫を今になって再び取り出してきて、再組み立てしてみました。
量産型は6cm立方大です。他の小生産タイプには8cm立方と10cm立方、12cm立方とありました。さらに実験試作のものですが、正8面体のタイプや長方体や板状のものなどがあります。アクリルの厚板を全面蒸着した特殊なcumosも作りました。
a0031847_16443687.jpg

これらの画像は、この小さな鏡ののぞき箱cumosの内部を私のau携帯W21CAの200万画素カメラで撮影したものです。のぞき穴も小さく、最初の映像が6cmから始まり、反射像の奥行きが約50~60cm位まで見えるので、レンズ口径の小さな携帯のデジカメが被写界深度もありピントがパンフォーカスなので、ピンホールカメラで撮ったようにピントが合い打って付けです。小型レンズのデメリットがメリットとなっているわけです。
a0031847_16532240.jpg

※学研「大人の科学マガジン」vol.13投影型万華鏡に記載されました。
 照木公子さんの「万華鏡雑記ブログ」に園田先生や万華鏡楽会との出会いの経緯が詳しく記されています。◎万華鏡楽会代表、照木公子さんブログのcumos関連記事へ


■ new CUMOS site CUMOS.JP cubic cosmos scope
■ cubic 3D kaleidscope = mirror box 鏡箱 サイコロ型万華鏡 CUMOS
■万華鏡伝導UAPふくろうの会
 
by ardest | 2006-08-16 10:00 | CUMOS立方体万華鏡
■展覧会資料アーカイブ 銀座松屋での個展DMハガキ表紙。

第174回 遊びのギャラリー展「ヤマザキミノリのTHE PEEP MAN SHOW」銀座松屋6F遊びのギャラリー  1989?年4月17日(金)-29日(祝)
「イメージくい虫、ピープマン、ピープ万華鏡。閉じこめられた光とイメージ。プッとふくらむ鏡のシャボン玉。目くらませなユラユラ縞など、ヤマザキミノリの世界へご招待します。」
a0031847_1548119.jpg

※THE PEEP MAN SHOWの表記は、英語圏の人からすると相当変な表記らしい。はずかしいな。
■ new CUMOS site CUMOS.JP cubic cosmos scope
■ cubic 3D kaleidscope = mirror box 鏡箱 サイコロ型万華鏡 CUMOS
■万華鏡伝導UAPふくろうの会
 
by ardest | 2006-06-18 15:44 | 展示と掲載等資料
[作品アーカイブ 1980年 cumos立方体型万華鏡シリーズ]
a0031847_1542759.jpg この写真は、大学院修了制作展の時のものです。ピンホールカメラの手法を使って、立方体万華鏡の内部映像を取り出す方法を工夫しました。10cm立方の作品内部映像は、通常のカメラレンズで撮ろうとすると手前がぼけてしまいます。マクロレンズでも被写界深度(ピントの合う範囲)が狭くてこれもだめです。ということで思いついたのが、パンフォーカスに撮影できるピンホールです。ピンホールカメラは針穴の大きさですべてを描写する性質があります。1cmの手前から無限遠まで同じ針穴の直径で描写します。このときは、インダストリアルデザインの講師であった田中央先生の発明されたフィルム式ピンホールを利用しました。

cubic type kaleidoscope, cubical kaleidoscope = cumos
a0031847_0182592.jpg

 立方体の鏡箱cumosの面の中心から撮影するタイプ、辺の中心からのタイプ、それから角から内部を撮影するタイプの合計3つの田中式ピンホールカメラを作成し映像を取り出しました。立方体万華鏡そのものもそうですが、このカメラも実用新案を取得しました。
a0031847_154567.jpg

大学院の修了制作展でのディスプレイです。1980年の東京都美術館での展示風景です。四半世紀前の画像ですね。グラフィックデザイナーの永井一正先生に、芸大新聞で少しほめて頂き、とてもうれしかった記憶があります。
a0031847_20261541.jpg
 このところボストンやロンドンから問い合わせが来ています。在庫はあるのかとか、送って欲しいとかです。ボストンはイリュージョンの研究をしている大学教授から、そして、ロンドンはピンホールカメラや万華鏡を扱うお店をやっている人からです。ロンドンの件は、このブログを見たというところから問い合わせがありました。
 
■ Internet Museum of Minori Yamazaki ヤマザキミノリのインターネット美術館
■ cubic 3D kaleidscope = mirror box 鏡箱 サイコロ型万華鏡 CUMOS
■ new CUMOS site CUMOS cubic cosmos scope ]
■ 万華鏡伝導 UAPふくろうの会
 
  
by ardest | 2004-09-07 01:57 | CUMOS立方体万華鏡
[作品アーカイブ 鏡箱cumos立方体型万華鏡シリーズ]1980年頃撮影
cumos 3D -01R
a0031847_2026499.jpg

引き続き立方体型万華鏡cumosの内部映像を取り出したピンホール写真画像。
立方体の角から斜めの対角方向をみているため、中心から三方向にそれぞれ
無限反射する放射状の構成となっている。一見デジタルなCGに見えるかっも
しれないが、実物反射映像をレンズの代わりに直径0.5ミリの針穴から捉えた
全くのアナログ映像である。立方体ミラーボックスは一辺10センチ大。映像
は手製のピンホールカメラに装着した4×5インチのフィルムバックにて、
定着している。

cumos 3D -03B
a0031847_17564938.jpg

立方体ミラーボックスは一辺10センチ大。無限反射映像は手製のピンホール
カメラに装着した4×5インチのフィルムバックにて、定着している。

cumos 1D -01G
a0031847_20413895.jpg

レンズカメラではレンズが鏡の箱に写ってしまう。それに直近10センチから
視覚的に2メートルくらいの奥までピントを合わせられるレンズはない。
そこで、針穴写真の登場となる。針穴はそのピンホールの直径の精度で、直近
から無限遠までを描写する。いわゆるパンフォーカスである。
利用したピンホールはインダストリアルデザイン研究室の講師だった田中央
先生が発案されたフィルム式ピンホールである。

 
■ Internet Museum of Minori Yamazaki ヤマザキミノリのインターネット美術館
現在は銀座6丁目のギャルリービバンで販売中]
■ cubic 3D kaleidscope = mirror box 鏡箱 サイコロ型万華鏡 CUMOS
■ new CUMOS site CUMOS cubic cosmos scope ]
■ 万華鏡伝導 UAPふくろうの会
  
by ardest | 2004-08-27 17:59 | CUMOS立方体万華鏡

cumos 3D (4D)-001

[作品アーカイブ cumos立方体型万華鏡シリーズ]
cumos 立方体型万華鏡の内部映像。 
cubic type kaleidoscope, cubical kaleidoscope = cumos
a0031847_1703836.jpg
大きさ10センチ立方の6面ミラー。映像は田中央先生の発案によるフィルムピンホールを使用。1980年、芸大大学院時代の研究。
a0031847_20252330.jpg


現在は銀座6丁目のギャルリービバンで販売中]

■ cubic 3D kaleidscope = mirror box 鏡箱 サイコロ型万華鏡 CUMOS
■ new CUMOS site CUMOS cubic cosmos scope ]
■ 万華鏡伝導 UAPふくろうの会
 
 

Explanation of THE NOZOKIBAKO "CUMOS"

When I cast my thoughts toward the big nebulae beyond the night sky, I picture an extraordinarily large spiral, 50,000 light-years in diameter. On the other hand, from a most minute point of view, when I consider our bodies, the very chromosomal DNA within our cells has a double spiral structure. And the hair on our head and the prints on our hands and feet also reveal swirls.

Thus, by transcending everyday concepts, I see the existence of a universal relationship among the basic forms of various configurations. It is in this relationship that I derive my greatest creative interest. That is the personal significance behind the creation of this CUMOS.

At first, I was trying to achieve the concept of capturing the sweep of the cosmos in a box that would fit neatly in one's hand. Then, I became fascinated by the mystery of the finite and infinite of life, and 10 years passed. The name, "CUMOS", comes from the combination of "cube" and "cosmos" and means, "The universe inside a box"         Minori Yamazaki 1990


 
by ardest | 2004-08-27 16:59 | CUMOS立方体万華鏡

cumos dancing

a0031847_191533.jpg
cumos dancing
 全面鏡張りの50cm立法の箱、つまり鏡箱である立方体万華鏡に背面からテレビブラウン管映像を投入します。すると鏡野はこの中で映像が無限反射しながら動き回ります。これをcumos dancingとなずけました。立方体万華鏡CUMOSとビデオ映像を掛け合わせたメディアアート事例です。制作年は1988年です。

NHKスペシャルという特番のタイトルバックにこの仕組みで撮影した映像がベースとして使われました。確か2002年頃まで約13年間ほど流れていました。
 Minori Yamazaki's Internet Museum  ヤマザキミノリのインターネット美術館 Internet Museum of MINORI YAMAZAKI
by ardest | 2004-07-01 19:16 | CUMOS立方体万華鏡
[作品アーカイブ cumos立方体型万華鏡シリーズ 1974年]
■この作品は、私の創作の原点ともいえる映像です。10センチ四方の内面が鏡の箱をつくり、その中で無限反射を繰り返す映像をピンホール写真機を組み合わせることでフィルムに定着し取り出したものです。芸大の1年生であった1974年の作品です。
a0031847_162039.jpg

-サイコロ型万華鏡キューモス-CUMOS
多面体の内面を鏡にし、のぞき穴と採光部をもうけて内部の反射映像を鑑賞する仕組みとして特許も出願し、実用新案を関連も含め4案ほど取得しました。実用新案ですからすでに10年の効力は失効して、公知の事実のアイデアとなっていますが、オリジナルの発想と著作権はヤマザキミノリにあります。また、1980年に朝日新聞の「新・遊びの博物誌」に掲載され、時を同じく西武百貨店アトリエヌーボーで個展「光の美繰り箱(びっくりばこ)キューモス展」を開催しました。その後80年代中、都内5箇所ほどで総計で約3000箱ほどを販売してきました。
a0031847_20321629.jpg

↓は、立方体の一面に四つの小窓を開け、それぞれに顔が入るようにして四人の友人にジッと座ってもらって撮影したピンホール写真。撮影場所は芸大の中央棟ロビー。
a0031847_20162240.jpg

近年、検索サイトで「立方体万華鏡」や「鏡箱」と検索するとほぼ同じ仕組みのアイデア、同じような映像パターンで公開されているサイトが目に付きます。そのどれにもヤマザキの立方体万華鏡について引用を明記しているものがありませんので、その事実に対して、この場を借りて、私のオリジナルなるであることを宣言ししておきたいと考えました。
a0031847_2095354.jpg

[すばらしいUAPふくろうの会の不思議アートののぞき箱普及活動]
2006年9月に学研大人の科学マガジンvol.13の取材がきっかけで「UAPふくろうの会」の不思議アートののぞき箱ワークショップ活動を知りました。ふくろうの会では3年に渡り立方体万華鏡ワークショップを国内外で開催し、およそ5000人もの立方体万華鏡を完成していました。そして同時に仕組みのルーツを探していました。そして、名古屋経由で福岡に伝わったそのルーツはcumosにあったことがわかったのです。
現在、私はUAPふくろうの会の活動趣旨に賛同し、コラボレートしています。

 ↓下の画像も、1975年の最も初期のころのエッチングパターンです。
a0031847_1834812.jpg

■ Internet Museum of Minori Yamazaki ヤマザキミノリのインターネット美術館
学研"大人の科学マガジン.net"特集ヤマザキミノリ無限の光り世界へ(ムービーが2本アップされています)
a0031847_20101187.jpg
 


※80年代の販売店は六本木アクシスリビングモチーフ、西武アトリエヌーボーフレンドシップや銀座松屋遊びのギャラリー等、現在は銀座6丁目のギャルリービバンで販売中]
a0031847_20112590.jpg


Explanation of THE NOZOKIBAKO "CUMOS"

When I cast my thoughts toward the big nebulae beyond the night sky, I picture an extraordinarily large spiral, 50,000 light-years in diameter. On the other hand, from a most minute point of view, when I consider our bodies, the very chromosomal DNA within our cells has a double spiral structure. And the hair on our head and the prints on our hands and feet also reveal swirls.

Thus, by transcending everyday concepts, I see the existence of a universal relationship among the basic forms of various configurations. It is in this relationship that I derive my greatest creative interest. That is the personal significance behind the creation of this CUMOS.

At first, I was trying to achieve the concept of capturing the sweep of the cosmos in a box that would fit neatly in one's hand. Then, I became fascinated by the mystery of the finite and infinite of life, and 10 years passed. The name, "CUMOS", comes from the combination of "cube" and "cosmos" and means, "The universe inside a box"         Minori Yamazaki 1990

■ギャルリーヴィヴァンで販売している6cm立方のバージョンです。
a0031847_20584935.jpg

■ cubic 3D kaleidscope = mirror box 鏡箱 サイコロ型万華鏡 CUMOS
■ new CUMOS site CUMOS cubic cosmos scope ]
■ 万華鏡伝導 UAPふくろうの会
 
by ardest | 2004-06-28 16:21 | CUMOS立方体万華鏡