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カテゴリ:CUMOS立方体万華鏡( 25 )

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a0031847_22241971.jpgアクリルミラー製の小さなのぞきからくり、でもその中身は・・・       

試作はなんと1975年の大学2年の時です。基礎造型の課題違反で作った5センチから10センチ立方の立方体万華鏡です。

ヤマザキはこれを「立方体の宇宙」としてCube+Cosmosを縮めて"CUMOS"と呼ぶことにしました。 立方体万華鏡ですが、サイコロ型万華鏡として1997年に立ち上げたホームページでも紹介してきました。

1980年、大学院の修了制作のテーマとしてさらに研究を進めました。
同年、朝日新聞の「新・遊びの博物誌」坂根巌夫著に詳しく掲載していただきました。当時の朝日新聞の記事を坂根記者の了承の元、アーカイブ資料としてこちらにも掲載させていただきます。
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■新・遊びの博物誌-21  
編集委員・坂根巌夫 著(元、IAMAS 大垣国際環境情報学院学長)
  ※「遊びの博物誌」は1,2の二巻、朝日文庫で発行されています。

[サイコロ型万華鏡]

 昔から、鏡ほど人々の想像力をかりたて、存在の神秘を味わわせてきた小道具は少ないだろう。中国や日本に伝わる古い鏡の伝説をもち出すまでもなく、こどもたち自身がまず、ものごころついてまもなく、鏡のふしぎを発見し、とりこになる。中には一種の"鏡像偏執"とでもいえる意識傾向ができ上がる場合もあって、ときには生涯、異次元世界への郷愁がつきまとう人もいるようである。

[内外文学の世界にも登場]
 ルイス・キャロルの小説をはじめとする鏡の世界のメルヘンが、いまでも愛読され、鏡をつかった"からくり"や芸術作品があとをたたないのも、こどものころ鏡の中にかいまみたそのふしぎが忘れられないからだろう。
 久しぶりに、江戸川乱歩の「鏡地獄」を読み返してみたら、強い"鏡狼偏執"に陥った一人の男の狂気を、これでもかと拡大してみせる見事な作品で、五十数年も前に発表されたというのに、このころ流行している凹面鏡のからくりや、魔鏡の原理までを科学的に紹介しているのに感心した。

 主人公は、四方八方鏡張りの部屋に入り、中に閉じこもるが、自分の姿を三対の合わせ鏡に写して、無限に増殖するイメージを楽しむ姿は、想像するだけでも妖気がただよう。最後には、内壁を球面状の鏡で張りめぐらした球体の部屋まで出てくるが、さすがに乱歩先生も「その球壁に、どのような影が映るものか、物理学者とて、これを算することは不可能でありましょう」(「江戸川乱歩傑作選」新潮社)と、登場人物の一人にいわせているほどだ。

["鏡極楽"の風景出現]
 球面状の部屋はともかく、まわり一面四角い鏡張りの部屋に写るかたちのイメージなら、合わせ鏡からの連想や、幾何光学的な推理で、およその想像はつく。それも、人間のように生ぐさい対象ではなく、色とりどりのかたちの断片を入れるなら、一種の箱型の万華鏡として、美しい幾何学模様を写し出すにちがいない。ただ、この光景をみるために、人間が中に入ってしまっては、自分の姿まで写りこんでしまうから台なしである。そこで、この鏡張りの部屋の壁に小さなのぞき窓をあけて、外から内部をかいまみれぱ、"鏡地獄"ならぬ"鏡極楽"の風景が出現することになりはしないか・・・。

 じつは、こんな箱型の万華鏡のアイデアを思いついて、学生時代からもう数年来、増殖する鏡像の作品にとり組んでいる作家がいる。80年に芸人大学院を卒業し、現在は東京都内の美術学院でも教えているヤマザキミノリ氏。
 1辺10センチのサイコロ型の箱を、内側を鏡面蒸着してつくったプラスチックの鏡でおおい、鋤面の一つまたは二つに、けがきのようなものでひっかき傷をつけて、光像の原型パターンをつくる方法。外光に輝く模様が、内側の六面の鏡で無限反射をくり返して生み出した風景を、箱の壁にあけた径6ミリの穴から、のぞきこむという趣向である。
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[自分の目を写さぬ工夫]
 ただ、よくよく考えると、こんなやり方では、みている光景の中に、のぞき穴からのぞいている自分の目も写り込んでしまう。穴が小さいから目立たないが、カメラで撮ろうと思うと、どうしてもレンズの目が無数に写り込んでしまう。ヤマザキ氏はそこで、レンズの目が写りこまない撮影法を考えた末に、のぞき穴をピンホールにして、この箱の外側に暗箱をくっつけたピンホール・カメラをつくり出した。こうすると、のぞき穴から入りこんだ光像が直接暗箱のうしろに置いたフィルム上に記録されてしまう。ピンホールの位置も、壁の中央だけでなく、箱の一辺の中央や、三辺の交わる箱のスミに設けた変種をつくれぱ、さらに多彩なイメージの変化を楽しめる。万真はこうして写した作品だが、外光に色を加えると、極彩色の極楽風景にもみえてくるのである。

 その後、8ミリ作家の後藤実氏は、このヤマザキ氏のアイデアを下敷きにして、のぞき穴の向こうの壁をハーフミラーのスクリーンにし、その外側から抽象模様の展開するアニメフィルムを投影して、動く万華鏡風景を演出する作品をつくった。一つのアイデアがまた新しいアイデアヘと増殖をつづけていくのである。

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■作品サイト 1 ヤマザキミノリのインターネット美術館-1 空間デザイン、環境造形、展示設計"Christmas Decoration, Display Design, Public Art, Installation, Art works"
■作品サイト 2 ヤマザキミノリのインターネット美術館-2 ライトアート、立方体万華鏡、オブジェ、インスタレーション"cumos, Light art, CG, Installation"


■ cubic 3D kaleidscope = mirror box 鏡箱 サイコロ型万華鏡 CUMOS
■ new CUMOS site CUMOS cubic cosmos scope ]
■ 万華鏡伝導 UAPふくろうの会
 
 
by ardest | 2004-07-24 22:19 | CUMOS立方体万華鏡

cumos dancing

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cumos dancing
 全面鏡張りの50cm立法の箱、つまり鏡箱である立方体万華鏡に背面からテレビブラウン管映像を投入します。すると鏡野はこの中で映像が無限反射しながら動き回ります。これをcumos dancingとなずけました。立方体万華鏡CUMOSとビデオ映像を掛け合わせたメディアアート事例です。制作年は1988年です。

NHKスペシャルという特番のタイトルバックにこの仕組みで撮影した映像がベースとして使われました。確か2002年頃まで約13年間ほど流れていました。
 Minori Yamazaki's Internet Museum  ヤマザキミノリのインターネット美術館 Internet Museum of MINORI YAMAZAKI
by ardest | 2004-07-01 19:16 | CUMOS立方体万華鏡
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cumos 「時空間のアナローグ」 "Analogue of Time and Space" 1985年制作

30cm立法の鏡の箱内に三つの時計モジュールを仕込み、ブラックライトで浮かび上がらせ無限反射映像を作り出したライトアート作品。空間と時間の不思議を視覚化したつもりです。立方体万華鏡CUMOSと時計のムーブメントを掛け合わせたメディアアート事例です。私はこの仕組みを立方体方万華鏡とかサイコロ方万華鏡といっていました。

■ Internet Museum of Minori Yamazaki ヤマザキミノリのインターネット美術館

■ cubic 3D kaleidscope = mirror box 鏡箱 サイコロ型万華鏡 CUMOS
■ new CUMOS site CUMOS cubic cosmos scope ]
■ 万華鏡伝導 UAPふくろうの会
 
by ardest | 2004-06-28 19:56 | CUMOS立方体万華鏡

cumos2 VOYAGE

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cumos VOYAGE
今はありませんが、旺文社からオムニという科学雑誌が出ていました。そこでオムニアートコンテストという公募がありました。この作品は確か3年目のアートコンテスト優秀賞を受賞しました。

映像は10cm立方の鏡の箱内を0.1mmの特殊なフィルムピンホールカメラで撮影したものです。立方体の万華鏡であるミラーボックス内の手前からずと奥までピントを合わせて撮影することは至難の業なのです。ピンホールカメラのパンフォーカス性を生かした仕組みでミラーボックスの無限反射映像を定着し箱から取り出すことができるようになりました。

[ ■ CUMOSについて:立方体万華鏡 CUMOS は、いわゆる三角柱型の普通の万華鏡とは違い、無限宇宙イメージが三次元空間に拡がるタイプです。1975年にヤマザキミノリが発明したオリジナルで1985年に実用新案を取得し80年代に約3000個を販売してきました。1980年6月29日付け朝日新聞「新・遊びの博物誌」に21番記事「サイコロ型万華鏡」として掲載されました。
従来の万華鏡はイギリスの物理学者デイビッド・ブリュースターが19世紀初頭に発明しました。以来200年間、筒型が基本で普及した万華鏡の世界に、新しくヤマザキの立方体型(サイコロ型)三次元イメージの万華鏡が加わったのです。サイコロ型万華鏡、箱形万華鏡、三次元万華鏡、3Dミラーボックス、鏡箱、不思議なのぞき箱などの名で呼ばれています。2007年よりUAPfふくろうの会が主催する不思議アートののぞき箱ワークショップの趣旨に賛同してコラボレーションを開始しています。
※80年代の販売店は六本木アクシスリビングモチーフ、西武アトリエヌーボーフレンドシップや銀座松屋遊びのギャラリー等、現在は銀座6丁目のギャルリービバンで販売中]

■ cubic 3D kaleidscope = mirror box 鏡箱 サイコロ型万華鏡 CUMOS
■ new CUMOS site CUMOS cubic cosmos scope ]
■ 万華鏡伝導 UAPふくろうの会
 
■ Internet Museum of Minori Yamazaki ヤマザキミノリのインターネット美術館
by ardest | 2004-06-28 19:55 | CUMOS立方体万華鏡
[作品アーカイブ cumos立方体型万華鏡シリーズ 1974年]
■この作品は、私の創作の原点ともいえる映像です。10センチ四方の内面が鏡の箱をつくり、その中で無限反射を繰り返す映像をピンホール写真機を組み合わせることでフィルムに定着し取り出したものです。芸大の1年生であった1974年の作品です。
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-サイコロ型万華鏡キューモス-CUMOS
多面体の内面を鏡にし、のぞき穴と採光部をもうけて内部の反射映像を鑑賞する仕組みとして特許も出願し、実用新案を関連も含め4案ほど取得しました。実用新案ですからすでに10年の効力は失効して、公知の事実のアイデアとなっていますが、オリジナルの発想と著作権はヤマザキミノリにあります。また、1980年に朝日新聞の「新・遊びの博物誌」に掲載され、時を同じく西武百貨店アトリエヌーボーで個展「光の美繰り箱(びっくりばこ)キューモス展」を開催しました。その後80年代中、都内5箇所ほどで総計で約3000箱ほどを販売してきました。
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↓は、立方体の一面に四つの小窓を開け、それぞれに顔が入るようにして四人の友人にジッと座ってもらって撮影したピンホール写真。撮影場所は芸大の中央棟ロビー。
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近年、検索サイトで「立方体万華鏡」や「鏡箱」と検索するとほぼ同じ仕組みのアイデア、同じような映像パターンで公開されているサイトが目に付きます。そのどれにもヤマザキの立方体万華鏡について引用を明記しているものがありませんので、その事実に対して、この場を借りて、私のオリジナルなるであることを宣言ししておきたいと考えました。
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[すばらしいUAPふくろうの会の不思議アートののぞき箱普及活動]
2006年9月に学研大人の科学マガジンvol.13の取材がきっかけで「UAPふくろうの会」の不思議アートののぞき箱ワークショップ活動を知りました。ふくろうの会では3年に渡り立方体万華鏡ワークショップを国内外で開催し、およそ5000人もの立方体万華鏡を完成していました。そして同時に仕組みのルーツを探していました。そして、名古屋経由で福岡に伝わったそのルーツはcumosにあったことがわかったのです。
現在、私はUAPふくろうの会の活動趣旨に賛同し、コラボレートしています。

 ↓下の画像も、1975年の最も初期のころのエッチングパターンです。
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■ Internet Museum of Minori Yamazaki ヤマザキミノリのインターネット美術館
学研"大人の科学マガジン.net"特集ヤマザキミノリ無限の光り世界へ(ムービーが2本アップされています)
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※80年代の販売店は六本木アクシスリビングモチーフ、西武アトリエヌーボーフレンドシップや銀座松屋遊びのギャラリー等、現在は銀座6丁目のギャルリービバンで販売中]
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Explanation of THE NOZOKIBAKO "CUMOS"

When I cast my thoughts toward the big nebulae beyond the night sky, I picture an extraordinarily large spiral, 50,000 light-years in diameter. On the other hand, from a most minute point of view, when I consider our bodies, the very chromosomal DNA within our cells has a double spiral structure. And the hair on our head and the prints on our hands and feet also reveal swirls.

Thus, by transcending everyday concepts, I see the existence of a universal relationship among the basic forms of various configurations. It is in this relationship that I derive my greatest creative interest. That is the personal significance behind the creation of this CUMOS.

At first, I was trying to achieve the concept of capturing the sweep of the cosmos in a box that would fit neatly in one's hand. Then, I became fascinated by the mystery of the finite and infinite of life, and 10 years passed. The name, "CUMOS", comes from the combination of "cube" and "cosmos" and means, "The universe inside a box"         Minori Yamazaki 1990

■ギャルリーヴィヴァンで販売している6cm立方のバージョンです。
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■ cubic 3D kaleidscope = mirror box 鏡箱 サイコロ型万華鏡 CUMOS
■ new CUMOS site CUMOS cubic cosmos scope ]
■ 万華鏡伝導 UAPふくろうの会
 
by ardest | 2004-06-28 16:21 | CUMOS立方体万華鏡