(c) 2016 Minori Yamazaki -Japanese Artist-


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鏡箱CUMOS再組み立て

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a0031847_1032655.jpg CUMOS(キューモス)立方体万華鏡シリーズは、わたしが東京芸大1年の基礎造形の課題で制作した内面鏡貼りの箱、いわゆる鏡箱の一号箱から、すでに32年ほどたちました。

「ユニットを使って空間に増殖する立体構成を作りなさい」という田中芳郎先生出題の基礎造形課題だったのですが、だいたい建築的に箱構造を組み合わせて出来上がる完成形が想像できてしまい面白くありませんでした。そこで、ちょっとへそ曲がりに考えて、箱は一つしかないのに内部に無限増殖する仕掛けとして発案した鏡箱がこのキューモスcumosです。

学部の3〜4年は工芸科の鋳金へ進んだ関係でいったん遠ざかりましたが、大学院でデザイン系の構成デザイン専攻へ進学して、田中芳郎先生と田中央先生に指導を受けつつ、この写真にあるような形に完成させていきました。

1980年の修了年の翌年に銀座松屋で開催された「デザインフォーラム」で「鏡の美繰り箱(びっくり箱)」銅賞を受賞しました。表彰状はデザインコミッティーメンバーで審査員であった福田繁雄先生から受け取りました。

その後、実用新案特許を取得して、80年代後半には、西武百貨店池袋店アトリエヌーボーや銀座松屋の遊びのギャラリーを中心に販売しました。その間およそ6~7年だったと思いますが、わたしは約3000個のcumosを制作し、ほとんど売れてしまい、今は手元に状態のよいものが残っていない現状です。

90年代初めにアクリル原価の高騰と、私の主な制作テーマが大型化したことで、制作そのものを休止していました。

一時、ティップアートフツロという会社の中島社長さんと、量産のころろみをしましたが、肝心の反射像の収斂がうまくいかず、これも断念したままになっています。

そのときの材料の在庫を今になって再び取り出してきて、再組み立てしてみました。
量産型は6cm立方大です。他の小生産タイプには8cm立方と10cm立方、12cm立方とありました。さらに実験試作のものですが、正8面体のタイプや長方体や板状のものなどがあります。アクリルの厚板を全面蒸着した特殊なcumosも作りました。
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これらの画像は、この小さな鏡ののぞき箱cumosの内部を私のau携帯W21CAの200万画素カメラで撮影したものです。のぞき穴も小さく、最初の映像が6cmから始まり、反射像の奥行きが約50~60cm位まで見えるので、レンズ口径の小さな携帯のデジカメが被写界深度もありピントがパンフォーカスなので、ピンホールカメラで撮ったようにピントが合い打って付けです。小型レンズのデメリットがメリットとなっているわけです。
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※学研「大人の科学マガジン」vol.13投影型万華鏡に記載されました。
 照木公子さんの「万華鏡雑記ブログ」に園田先生や万華鏡楽会との出会いの経緯が詳しく記されています。◎万華鏡楽会代表、照木公子さんブログのcumos関連記事へ


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by ardest | 2006-08-16 10:00 | CUMOS立方体万華鏡